5IN by SINPEI

週刊勝手にコラボシリーズ 毎週金曜日発売

adidas(アディダス)スニーカーコラボ誕生秘話

 

前回は番外編として自分がアディダスを好きなり理由を説明させていただきました。

キャプテン翼の漫画ではなくアニメしか見ていなかったら、こんなにもアディダスを好きになることは無かったかもしれません。

若林源三選手のキャップに一目惚れした小学生の時から現在までアディダス熱が冷めたことも冷めることもありません。

勝手にコラボシリーズの記念すべき初作品は、当然アディダスのロゴコラボです。

それ以降もアディダス確定で対となるコラボ相手を変更してデザインを行ってきました。

「ロゴコラボもコラボに間違いはないのですが、コラボ商品としてはイメージし難い」と思っていて、新たなコラボシリーズを模索していた時に奇跡的なことが起きスニーカーコラボに繋がりました。

スニーカーコラボを誕生させた二つの奇跡的な出来事

奇跡1:PCの中に眠る原石を発見

アディダスSTAR WARSのコラボモデル発売記念ノベルティとしてスターウォーズ仕様のシュータン・ステッカーを配布していたらしく手に入れた友人がアディダス好きな自分にプレゼントしてくれました。

スタンスミスの定番と全く異なったカラー展開にスターウォーズのキャラクターのイラストが描かれたシュータンは斬新で遊び心もありドストライクでした。

自分のオリジナル・シュータンが欲しくなりイラストレーターで基本ベースを制作しましたが肝心のイラストにする自分の画像が無く一旦待機フォルダに保存しました。

自撮りする事もデータの存在も完全に忘れてました。

ところが、インスタに上げるイラストをアナログからデジタルに移行したので、不要なデータは消去しようとPCのデータ整理を行った際に奇跡的に発見しました。

友人が貰ったステッカーがNIKEだったりアディダスだけど平凡なデザインだったり

アナログのまま続けていたりと一つでも外れていたらスニーカーコラボは誕生していませんでした。

しかし、もう一つの奇跡が起きなければシュータンコラボで終わってたと思います。

奇跡的に発見出来たデータで制作したのが下記のイラストになります。

アディダスのシュータンコラボ初作品

左:HiGH&LOW〜THE STORY OF S.W.O.R.D.〜×adidas

コブラ(岩田剛典)」とadidas「STAN SMITH」 のコラボデザインです。

「HiGH&LOW」でEXILE/三代目J Soul Brothersの「岩田剛典」さんが演じている山王連合会総長のコブラこと緋野盾兵をアディダスのスニーカー「スタンスミス」のシュータン部分にデザインしました。

右:HiGH&LOW THE MOVIE 2×adidas

「パール(SWAY)」とadidas「STAN SMITH」 のコラボデザインです。

「HiGH&LOW THE MOVIE 2/END OF SKY」でDOBERMAN INFINITYの「SWAY」さんが演じている「MIGHTY WARRIORS」のパールをアディダスのスニーカー「スタンスミス」のシュータン部分にデザインしました。

▲HiGH&LOW〜THE STORY OF S.W.O.R.D.〜×adidas

「ロッキー( 黒木啓司)」とadidas「STAN SMITH」 のコラボデザインです。

「HiGH&LOW」でEXILE/EXILE THE SECONDの「黒木啓司」さんが演じているWhite RascalsのROCKY(ロッキー)こと 六ツ木をアディダスのスニーカー「スタンスミス」のシュータン部分にデザインしました。

 

久しぶりに見ましたが、上下とも左側のイラストがあまりにも酷すぎてビックリしました。

上げた本人が今更何を言ってんの?って感じですが、流石にこれはいくら「勝手に」とは言え、上げる上げない以前の問題で、仮に百歩譲ってラフ案として見ても最低な仕上がりです。

ただ、このデザインがスニーカーコラボが誕生するきっかけとなったのは事実ですし、仕上がりは最低ですが必要不可欠な感じで複雑です。

奇跡2:十年前の記憶が現在に活きる

スタンスミスのシュータンで「勝手にコラボシリーズ」もいいかもと思いながら制作していました。

次は誰のシュータンにしようか考えてたときに、昔読んだ記事がふと頭に浮かんできました。

それは、十年程前にデザイナーのMatt Stevens」さんが「the MAX100 Project」というクラウドファンディング的なプロジェクトの記事でした。

内容はNIKEのスニーカー「AIRMAX」のデザインを毎日一枚、合計百枚描いて一冊の本にして、確か出資金額によってはデザインしたAIRMAXの現物が付いてくる感じだったと思います。

記憶は曖昧でしたが、アディダスが好きだからこそ考えられるデザインがあるはずと明確に思いました。

シュータンとスニーカー本体を描いた方がよりコラボ商品としてイメージしやすいですし、基本ベースさえ制作しとけばデジタルの利点を活かして時間短縮も可能などメリットも多く、何よりも勝手にコラボシリーズの方向性が決まってワクワク感が止まりませんでした。

十年前に何気に読んでいた記事が、まさか十年後にアイデアに繋がるとは思ってもいませんでした。

人生に無駄な事なんてないだなぁって少し実感した瞬間でもありました。

今回、記事にするにあたって念のためググってみました。

自分が読んだのは日本の記事のイメージでしたが、海外サイトしか出てきませんでした。

結構古い記憶なので、曖昧な部分もあったかも知れません。

ただ、偶然なのか必然なのか奇跡なのかわかりませんが、どれか一つでもかけたら誕生していなかったのは事実です。

こうしてスニーカーコラボを誕生しました。

ただ、本格的にスニーカーコラボを始動するのはもう少し先のお話となります。

 

今回は、アディダスのスニーカーコラボを始めた理由をお話させていただきました。

アディダスを好きになっていなかったらスニーカーコラボも誕生することもなく、過去のブログ同様にインスタも更新せずに放置していた可能性が高いです。

もっとも原作者の高橋陽一先生が「キャプテン翼」を描いていなかったら若林源三との出会いもありませんでした。

高橋陽一先生が三つの目の奇跡ということが判明しましたので、今回はこの辺で失礼させていただきます。

最後までお読み頂きありがとうございました!